頭痛
頭痛は、ズキズキ、ガンガン、締め付けなど、様々な表現で訴えられますが、いずれも頭の痛みを指します。
一時的なものもありますが、長引いたり繰り返し起こったりする場合は、何らかの病気が潜んでいる可能性もあります。
頭痛の種類と特徴
頭痛は、大きく3種類に分類されます。
1. 緊張性頭痛
頭全体が締め付けられるような痛み
ストレスや疲労が原因で起こる
比較的軽度な痛み
薬で改善することが多い
2. 片頭痛
片側のこめかみ、目の周り、おでこなどが痛む
ズキズキするような激しい痛み
吐き気や嘔吐を伴うこともある
光や音に敏感になることもある
発作的に起こる
3. 群発性頭痛
片側の目の奥がえぐられるような激しい痛み
1日数回、数週間続く
目の充血、鼻水、流涙などを伴う
男性に多い
これらの種類は、単独で起こることも、複数組み合わさって起こることもあります。
頭痛の原因
頭痛の原因は、大きく分けて以下の4つに分類されます。
1. 頭部に原因がある
緊張性頭痛
片頭痛
群発性頭痛
髄膜炎
脳腫瘍
脳出血
脳梗塞
2. 他の病気の症状
風邪
インフルエンザ
高血圧
低血圧
糖尿病
眼精疲労
首の骨の異常
精神的なストレス
3. 薬の副作用
鎮痛剤
血圧薬
ホルモン剤など
4. 生活習慣
睡眠不足
カフェインの過剰摂取
アルコールの過剰摂取
ストレス
頭痛が引き起こされる病気
頭痛は、以下のような様々な病気の症状として現れることがあります。
頭痛そのものが病気: 緊張性頭痛、片頭痛、群発性頭痛、髄膜炎、脳腫瘍、脳出血、脳梗塞
他の病気の症状: 風邪、インフルエンザ、高血圧、低血圧、糖尿病、眼精疲労、首の骨の異常、精神的なストレス
薬の副作用: 鎮痛剤、血圧薬、ホルモン剤など
頭痛の処置や治療法
頭痛の治療法は、原因によって異なります。
1. 頭部に原因がある
緊張性頭痛:薬物療法、ストレス解消法など
片頭痛:薬物療法、予防薬など
群発性頭痛:薬物療法、酸素吸入療法など
髄膜炎:抗生物質などの薬物療法
脳腫瘍:手術療法、放射線療法、化学療法など
脳出血:手術療法、薬物療法など
脳梗塞:薬物療法、手術療法など
2. 他の病気の症状
風邪、インフルエンザ:対症療法
高血圧、低血圧:生活習慣の改善、薬物療法など
糖尿病:血糖値のコントロール
眼精疲労:目の休息、眼鏡やコンタクトレンズの見直しなど
首の骨の異常:理学療法
精神的なストレス:カウンセリング、薬物療法など
3. 薬の副作用
薬の変更、減量
4. 生活習慣
睡眠時間の確保
カフェインやアルコールの摂取量を控える
ストレス解消
頭痛が起こったときの対処法
頭痛が起こったときは、以下の点に注意しましょう。
暗い静かな場所で横になる
冷湿布や温湿布を当てる
カフェインやアルコールを控える
症状が治まらない場合は、頭痛薬を服用する
頭痛が頻繁に起こる場合は、医療機関を受診する
頭痛についてのまとめ
頭痛は、様々な原因によって起こる症状です。一時的なものもありますが、長引いたり繰り返し起こったりする場合は、何らかの病気が潜んでいる可能性もあります。頭痛が起こったときは、無理せず安静にし、早めに医療機関を受診することが大切です。