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下痢

下痢は、便の水分量が多くなり、回数が増える症状です。通常、便の水分量は60~80%程度ですが、下痢になると80%を超えて水っぽくなったり、ドロドロになったりします。また、排便回数も1日に数回から十数回に増えることがあります。
下痢は、誰にでも起こる一般的な症状ですが、中には重症化して命に関わる場合もあるので、適切な対処が必要です。

下痢の原因

下痢には様々な原因があります。主な原因は以下の通りです。

感染症: ロタウイルス、ノロウイルスなどのウイルスや、サルモネラ菌、大腸菌などの細菌による感染によって起こります。
食中毒: 腐敗した食品や衛生状態の悪い食品を摂取することで起こります。
消化不良: 冷たいものや辛いもの、脂っこいものを食べ過ぎたことなどが原因で起こります。
ストレス: 精神的なストレスが原因で腸の動きが乱れ、下痢を起こすことがあります。
薬: 抗生物質や下剤などの薬の副作用で起こることがあります。
腸の病気: 潰瘍性大腸炎やクローン病などの腸の病気によって起こります。
食物アレルギー: 牛乳や卵などの特定の食物に対するアレルギー反応によって起こります。

下痢が引き起こされる病気

下痢は、様々な病気の症状の一つとして現れることがあります。主な病気は以下の通りです。

急性胃腸炎: ウイルスや細菌による感染によって起こる胃腸の炎症です。下痢だけでなく、嘔吐、腹痛、発熱などの症状が現れます。
食中毒: 腐敗した食品や衛生状態の悪い食品を摂取することで起こる中毒です。下痢だけでなく、嘔吐、腹痛、発熱などの症状が現れます。
過敏性腸症候群: 腸が過敏になり、下痢や便秘、腹痛などの症状が現れる病気です。
潰瘍性大腸炎: 大腸の粘膜に炎症や潰瘍ができる病気です。下痢だけでなく、血便、腹痛、体重減少などの症状が現れます。
クローン病: 消化管の全域に炎症が起こる病気です。下痢だけでなく、腹痛、発熱、体重減少などの症状が現れます。

下痢の処置や治療法

下痢の治療法は、原因によって異なります。

感染症: ウイルス性の場合は対症療法が中心となり、細菌性の場合は抗菌薬が処方されます。
食中毒: 脱水症状を防ぐために水分補給をしっかり行い、症状がひどい場合は医療機関を受診する必要があります。
消化不良: 消化に良いものを食べ、安静にすることで改善することが多いです。
ストレス: ストレスを解消することが大切です。
薬: 薬の副作用が原因の場合は、医師に相談して薬を変更する必要があります。
腸の病気: 病気の進行度に応じて、薬物療法や手術療法などが行われます。
食物アレルギー: アレルゲンとなる食物を避けることが大切です。

下痢についてのまとめ

下痢は、様々な原因で起こる症状です。軽度な下痢であれば、自宅で安静にして水分補給をしっかり行うことで改善することが多いですが、中には重症化して命に関わる場合もあるので、早めに医療機関を受診することが大切です。

また、下痢とともに以下のような症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診する必要があります。
高熱
血便
激しい腹痛
脱水症状(口渇、尿量減少、めまいなど)

下痢は誰にでも起こる症状ですが、適切な対処をすることで早く治すことができます。

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