メニュー

発疹

発疹とは、皮膚に現れる様々な変化を指します。赤みやブツブツ、水ぶくれなど、その見た目も様々です。発疹自体は病気ではありませんが、多くの場合、何らかの病気の症状として現れます。

発疹の原因

発疹の原因は多岐にわたりますが、主に以下の4つに分類されます。

  • 感染症: ウイルス、細菌、真菌などの病原体が原因で起こる発疹です。代表的なものとしては、風疹、麻疹、水痘、手足口病、溶連菌感染症などがあります。
  • アレルギー: 特定の物質(アレルゲン)に過剰反応することで起こる発疹です。代表的なものとしては、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、接触性皮膚炎などがあります。
  • 薬剤: 薬の副作用によって起こる発疹です。抗生物質や解熱剤など、様々な薬剤が原因となります。
  • その他の原因: 紫外線や摩擦などの物理的な刺激、ストレス、内臓疾患などによっても発疹が起こることがあります。

発疹を引き起こす病気

発疹は、様々な病気の症状として現れます。以下に、代表的な病気と、それぞれの発疹の特徴をいくつか挙げます。

  • 風疹: 38℃前後の発熱と、顔や首から始まって全身に広がる赤い発疹が特徴です。数日でかゆみが出て、その後、皮がむけます。
  • 麻疹: 39℃前後の高熱と、顔や首から始まって全身に広がる赤い斑点状の発疹が特徴です。その後、発疹は融合して地図のような模様になり、数日でかゆみが出て、その後、皮がむけます。
  • 水痘: 38℃前後の発熱と、体全体に大小様々な水ぶくれができるのが特徴です。水ぶくれは数日で膿疱になり、その後、かさぶたになって治ります。
  • 手足口病: 38℃前後の発熱と、口の中と手足にできる水ぶくれが特徴です。水ぶくれは数日で治りますが、その後、口の中や手足に皮むけが起こることがあります。
  • 溶連菌感染症: 38℃前後の発熱、喉の痛み、扁桃腺の腫れ、いちご舌、体幹に赤い発疹などが特徴です。
  • アトピー性皮膚炎: 乾燥肌と、かゆみを伴う湿疹が特徴です。特に、顔、首、肘、膝などの部位にできやすいです。
  • 蕁麻疹: 体全体に、突然かゆみを伴う赤い斑点や盛り上がり(膨疹)ができるのが特徴です。数時間で消失することが多いですが、繰り返し発症することもあります。
  • 接触性皮膚炎: 特定の物質に触れたことで起こる皮膚炎です。発疹は、接触した部位にのみ現れます。

発疹の処置や治療法

発疹の処置や治療法は、原因によって異なります。

  • 感染症: ウイルス感染症の場合は、対症療法が中心となります。細菌感染症の場合は、抗生物質などの薬剤が用いられます。
  • アレルギー: アレルゲンを避けることが重要です。症状が強い場合は、抗ヒスタミン薬などの薬剤が用いられます。
  • 薬剤: 原因となった薬剤を中止し、症状が強い場合は、抗ヒスタミン薬などの薬剤が用いられます。
  • その他の原因: 原因となっている刺激を避け、対症療法を行います。

発疹についてのまとめ

発疹は、様々な病気の症状として現れるため、原因を特定することが重要です。原因によって、適切な処置や治療法が異なります。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME